【料理のギモン】レシピ通りに作ったのに味が決まらない理由と、うまくいく5つのコツ

もやもやキッチン相談室

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スマホ片手にレシピを開き、分量をきっちり量って、手順どおりに進めたはずなのに。
できあがった料理をひと口食べて、「……あれ?」と思ったこと、ありませんか?

ちゃんとレシピ通りに作った。なのに、なんとなく物足りない。
あの写真みたいに、おいしそうにならない。

それは、もしかしたら「レシピに書かれていないこと」が関係しているのかもしれません。

今日は、「レシピ通りに作っても味が決まらない理由」とその対策を、紐解いてみたいと思います。

なぜレシピ通りに作っても味が決まらないのか

結論から言えば、レシピはあくまで“目安”であり、“正解”ではないということ。
味の決まり方には、いろんな「見えない要素」がかかわっています。

たとえばこんなこと——
素材の違い(甘さや水分量など)
調味料のメーカー差(ブランドによって味が違う)
火加減や鍋の違い(フライパンの厚み、材質の違い、コンロの火力など)
作る人の舌のクセや体調(濃い味が好き、今日は疲れてる等)

つまり、同じレシピでも「おいしい」のゴールは人によって違うということ。
レシピは地図。だけどそのとおり歩いても、見える景色は人それぞれ。

だからこそ、ほんの少しの“自分の感覚”を添えてみることが、味の決め手になります。

味が決まらないときの解決策5つ

① 「調味料の割合」と「火加減」は守る

調味料の量は場合によって、すこし調整が必要な時があるかもしれません。
ただその時、全体の割合を大きく崩してしまうとレシピ通りの味わいにならない…なんてことに。
塩を増やしたらお水も足す、などバランスよく割合を見て調整しましょう。

また、強火すぎると煮汁が飛びすぎて味が濃くなり、
弱火すぎると食材にうまく火が入らないことも。

レシピを見るとき、「調味料の割合」と「火加減」にはぜひ注目してみてください。

② “自分の舌で味見して微調整”が何よりのスパイス!

たとえレシピに「醤油 大さじ1」と書かれていても、
素材の水分量や調味料の濃さによって、「ちょうどいい」は変わります。

途中で味見して、舌で確かめる。
「なんか物足りないな」と感じたら、醤油をちょい足ししたり、砂糖をひとつまみ足したり。
自分の舌が教えてくれる“おいしさ”に素直になることが、いちばんの近道です。

味を見るクセがつくと、どのくらい入れればどんな味になるかが掴めてくるので、料理スキルアップにもつながりますよ♪

③ 自分に合うレシピサイトや料理家さんを決めてみる(迷子防止)

ネットには無数のレシピがありますが、「味の系統」が合う人と出会うことが大事です。

あの人のレシピはどれも美味しいと感じる、
あのサイトの味加減は毎回ちょうどいい、など感じたことはありませんか?

レシピに迷子にならないためにも、
「この人の味つけ、好きだな」と思える料理家さんやサイトを見つけてみてください。

ここで、初心者さんにおすすめのレシピ本をご紹介。
まずは、大人気の料理家 山本ゆりさんのレシピ本。山本ゆりさんのレシピはなんといっても気軽に作れるフランクさが魅力。良い意味でざっくりとした大らかな説明のおかげで「私にもできるかも」「ちょっと作ってみよ」とやる気にさせてくれます。

お次は、テレビでも大活躍の「伝説の家政婦」タサン志麻さんのレシピ本。
フランス料理の経験を活かした家庭料理が人気で、難しいテクニック無しでも「プロのコツ」が自然と身につきます。家庭にある食材で、驚くほど美味しい味を引き出してくれますよ。

少しテイストが変わってこちらは、料理界のプロシェフが監修し、美味しさのポイントを端的に教えてくれるから、”美味しい”の理由が分かりやすく習得できます。タイトルの通り、小学生でも分かりやすい内容なので、お子様のお料理デビューにもおすすめの一冊です。

④「素材の個体差」に気づくクセをつける

同じ人参でも、すごく甘いものやゴリっと固いものがある。じゃがいもも、ほくほくしてたり、水分多めで崩れやすかったり。
野菜それぞれにも個性があります。

素材によって仕上がりが変わるのはよくあること。
• 水分が多そうな野菜なら、調味料をやや多めに
•写真よりも小さいお肉なら、塩分をやや控えめに
• 水っぽくなったなら、少し火力をあげて水分を飛ばす

など、素材を見て、ちょっと味を調整してみるクセをつけるだけで「味がブレにくく」なります。

⑤「正解を作る」より「今日の私のベスト」を作る

「レシピ通りにできなかった=失敗」ではありません。
料理は実験であり、試行錯誤のくり返し。

目指すべきは、レシピの完コピじゃなく、“今日のわたしがおいしいと感じる味”です。
ちょっと薄かった、濃かった、しょっぱかった
——全部、次につながる材料。

その「ズレ」を重ねていくうちに、いつか自分の“おいしい感覚”が育っていきます。

おわりに

料理がうまくいかないと、「自分にはセンスがないのかな…」と落ち込んでしまうこともあるけれど、
大丈夫。最初から味が決まる人なんていません。

大切なのは、うまくいかないときに、ちょっと立ち止まって「なぜかな?」と考えてみること。
そして、小さなコツをひとつずつ、自分の引き出しに加えていくこと。

レシピに書いてない“あなたの舌”と“今日の気分”こそ、いちばんの調味料。

どうか今日のごはんが、あなたにとってちょうどいい味になりますように。

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