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手作りのやさしいお菓子が食べたいなって気分の時ありますよね?
かといって、パンやケーキは難しいし時間がかかる・・・
そんな時におススメなのがスコーン。
発酵時間もいらないし、泡立てたり、綺麗に型を取る必要もありません。
思い立った時に作れて、焼き上がりは幸せな香りに包まれる…。
ふんわりバターが香るサクふわのスコーン。
今回は、アールグレイの香りが漂う、紅茶にもコーヒーにも相性バッチリなスコーンレシピのご紹介です。
後半には、ほっこりやさしい気分になれる小さな物語も載せています。
癒されたい午後のひとときに、どうぞご覧ください。

さくふわ!『オレンジアールグレイのスコーン』

<材料>7個分(6㎝丸型)
- 薄力粉 190g
- 強力粉 30g
- きび砂糖 35g(普通の砂糖でOK)
- バター 90g(有塩でも無塩でもOK)
- 全卵Mサイズ 1個
- 牛乳 50㏄
- オレンジアールグレイ茶葉 4g(普通のアールグレイでOK)
◆レシピに使用した茶葉はこちら↓この中のオレンジアールグレイを使ってみました
<作り方>
1.冷蔵庫でしっかり冷やしたバターを2㎝角くらいにカットする(大きさはざっくりで大丈夫です)
2.薄力粉、強力粉、バター、砂糖、アールグレイ茶葉をフードプロセッサーに入れ、少しずつ卵を数回に分けて入れながら混ぜる。
3.牛乳も入れて混ぜる。かたまって混ぜにくくなったらボウルに出し、手でまとめ、2㎝厚さの長方形にする。
4.ラップで包んで冷蔵庫で1時間以上冷やす。
5.オーブンを190℃に予熱する。冷えた生地を一度半分に折り、また2㎝厚さに伸ばす。
6. 6㎝の丸型で型を取り、表面に牛乳をハケでぬり、190℃のオーブンで15~17分焼けば完成!
※牛乳を塗ることでキレイな焼き色がつきます(卵でもOK)
※型がなければ、包丁で四角にカットするでもOKです


フードプロセッサーがあれば全部合わせるだけで簡単にできるのでぜひ作ってみてください。
綺麗に型を取って作りたいという方には、私も大好きな栗原はるみさんの型抜きがおすすめ。取ってがついてて使いやすいし、クッキーにも使えて重宝します。
味はアールグレイ無しのプレーンでも美味しいです。
クロテッドクリームやジャムを塗って食べるのがおすすめ。ぜひ試してみてくださいね!
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おっと、何かが聞こえてきたぞ。
ものがたりが始まるじかんです。
お料理よみもの『ちいさなライオンと焼きたてスコーン』
ライオンのレオくんは、ほかのライオンたちとちがって
からだがちいさくて、力もよわくて、
なにもしてもうまくいきません。
「おまえはライオンらしくない!」
仲間たちはいつもそう言って、レオくんをのけものにしました。
それでもレオくんには、ひとつだけだいすきなことがありました。
それは、お菓子をつくること。
サクサクのクッキーに、ふわふわのケーキ。
なかでも、じまんはスコーンでした。
あまいいい香りに包まれながらお菓子を焼いているときが
レオくんがホッとできるじかんでした。
「ぼくは、お菓子やさんになるんだ」
レオくんは、思いきって小さなお菓子やさんをはじめることにしました。
けれど、できあがったお店はなんとシマウマたちのすみかのどまんなか。
「やい、ライオンがこんなとこで何してるんだ」
「ひどいライオンめ、ぼくらのすみかからでていけ」
シマウマたちの群れがこわい顔をして集まってきます。
いつもライオンにいじめられていた彼らにとって、
レオくんは「てき」でしかありません。
ピリッとした空気がながれた、そのとき。
ふわぁーーーん
甘くて、やさしいスコーンのかおりが、風にのって流れてきました。
「なんだ、このにおいは…」
「甘くて、さわやかで、とってもいいかおり」
「なんだかおなかがすいてきちゃったな」
ひとくち、またひとくち。
レオくんのスコーンを食べたシマウマたちは、
さっきまでの怒りを忘れたように、ニコニコ笑顔になりました。
「これ、おかわりできる?」
「こんなうまいもの、食べたことないよ!」
レオくんのちいさな店に、
シマウマたちが毎日やってくるようになりました。
「うれしいな。もっとたくさん作らなきゃ」
レオくんは、ライオンたちのすみかの近くに生えている
オレンジのかおりがするふしぎなはっぱをスコーンにまぜています。
そのはっぱが入っているから、レオくんのスコーンはとってもおいしいのです。
でもあるひ、レオくんがはっぱをつみに出かけると、
ライオンの群れに見つかってしまいました。
ライオンたちはレオくんを見るなり
「おまえ、さいきんシマウマとなかよくしてるな」
「もう、オレたちのなかまじゃない、でていけ!」といい、
おいだしてしまったのです。
しょんぼりしたレオくんは、とぼとぼとお店にかえってきました。
待っていたシマウマたちはレオくんを見てしんぱいしました。
そのとき、ひとりのシマウマが、
「ねえ、ライオンたちにもスコーンをたべさせてみたら?」と
ていあんしました。
レオくんはびっくりして、くびを横にふりました。
「いやだよ、こわくてもうもどれないよ…」とよわい声で言いました。
でもそのシマウマは、ニコニコわらって言います。
「ぼくがいっしょに行ってあげるよ」
レオくんとシマウマはふたりでそっとライオンたちのすみかへむかいました。
ふたりは手にスコーンをもって、どきどきしながら
ライオンたちのまえにたちました。
ふたりはいっしょに、おそるおそる、にぎりしめたスコーンをさしだしました。
ライオンたちははじめ、こわいかおでレオくんとシマウマをにらみつけていました。
なんびきかのライオンたちは今にもシマウマにとびかかりそうです。
でも、ふんわりとただようスコーンのオレンジのにおいにつられて、
ライオンたちはふしぎそうにスコーンをうけとり、パクリと食べてみました。
「わぁ…こんなにおいしいもの、はじめてだ!」と
めをまんまるにしました。
レオくんとシマウマは、おたがいにかおを見合わせてにっこりしました。
ふたりのこころに、あたたかいしあわせなきもちがひろがりました。
そのあと、レオくんのお菓子やさんにはたくさんのどうぶつたちがあつまり、
とっても人気のお店になりました。
レオくんのスコーンは、今日も森にいい香りをはこびます。
「やあ、おいしいスコーンがやけたよ」

今日も素敵な一日を。
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